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2023/05/15 11:13
✿✿リバティプリントとは リバティ社は創業が1875年、140年以上前から続いている老舗で、イギリス・ロンドンには《リバティ百貨店》があります。 リバティ社のテキスタイルは、イタリアのアールヌーボーや耽美主義を追求し、アーカイブから現代の デザイナーによるデザインまで、幅広いデザインで紡がれています。 なかでも有名なのは、巨匠ウィリアム・モリスのデザインです。 今でも非常に人気のあるいちご泥棒Textile "Strawberry Thief"のデザイン(写真のテキスタイル)は、 モリスが1883年に発表したものです。 このモリスのデザインを、目を見張るおしゃれな配色に蘇らせるリバティ社のデザイン力は神業のようにも見えます。 ※参考ページ:服地の丸十さんの販売ページ https://maru10.jp/liberty-print/tana-lawn/standard-06.html いずれも年月を経てもあせない魅力がありますし、いまだに古臭さを全く感じさせません。 このように、ワクワクするテキスタイルの世界を見せてくれるリバティ生地に、私は完全にノックアウトされていますし、 世界でもっとも有名なテキスタイルがリバティ生地だといっても過言はないと思います。 ※【耽美主義】美を最高の価値と考え、その創造を人生の唯一の目的とする態度。 【リバティプリントの魅力①】 それは何といっても、多彩なデザインと色のセンスです。 一般的にはデザインは3色以上使うと締まりがなく、統一性に欠けるといわれていますが、 リバティ社のテキスタイルはたくさんの色数を使っていても、調和を保っています。 私はデザインの専門家ではありませんが、ものすごく高度な技術とセンスによって作られているのが分かります。 多くのテキスタイルは一期一会の出会いのようで、売り切れてしまったら2度と手に入れることができないものがほとんどです。 一方、リバティ社のテキスタイルは定番化されているものが多く、ハンドメイド作品を定番化して 販売し続けることができるのも、作家目線ではとてもありがたい存在です。 【リバティプリントの魅力②】 リバティプリントを代表する生地は、タナローンです。 この〝タナローン〟もリバティプリントの大きな魅力のひとつです。 タナローンは生地の厚みとしては薄くて、ブラウスに向く生地で、 ワンピースだとデザインを工夫しないと良さを出すのが難しいと思います。 現在のタナローン生地は1mあたり3630円と、通常の綿ローン生地の3~4倍の値段ですが、 多くの人は一度手にするとその手触りや質感のとりことなってしまいます。 エチオピアのタナ湖周辺の綿花を材料に、シルクのような光沢と手触りを追求した、 タナローンという特別な生地をリバティ社は作り上げました。 プリントした色があせやすいというコットンの弱点を克服した、色褪せがしにくい生地でもあります。 ※リバティ社のタナローンを使用した代表的なKopila作品はこちら https://kopila.base.shop/items/73704552 https://kopila.base.shop/items/73735998 リバティ社のテキスタイルはタナローン以外にもラインナップがあります。 最近登場したのは、TOKAIさんのオリジナルのリバティ・ラセンビィ・コットン生地です。 こちらは、シーチング生地でワンピースやホームファブリックにも使いやすい、中くらいの厚さの生地です。 お値段も通常のシーチングよりは高価ですが、1m2000円ほどで、タナローンよりはいくらか手に入れやすいです。 ※リバティ・ラセンビィ・コットンを使用した代表的なKopila作品はこちら https://kopila.base.shop/items/73477239 《Share*Kopila》で使用しているリバティ生地は主にこの2種類です。 ぜひ、皆さまもリバティ生地の魅力を楽しんでいただければ幸いです。 Share*Kopila
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